昨日紹介した「Heyレイモンド」は、
NYの1ファミリーの日常なんだけど、
(ベースはこの主役のレイ・ロマノの実話)
嫁姑戦争がこれまたおもしろい!!
ただ、これを見ていて思ったのは、
「日本では絶対にありえない!」ってこと。
だんなのレイにデボラ(奥さん)が、
「マリー(義理のお母さん)がこんなことすんのよっ(怒)!」
っていうと、
「だから・・彼女(自分の母)のちかくに越すのはよそうっていったじゃん・・。
ぼくは彼女のことはよく知ってるんだ・・。
でも君は子供たちもみてもらえるし、「She is ナイス!」って・・・。
I knew it...I knew it...。」
みたいな。
でもこれが日本人の男性だったら、
自分の母を悪くいわれたって怒る男性がほとんどだと思う。
または、「聞かぬふり」みたいな。
昔付き合ってた九州男児に、(彼は結婚を考えてた)
「ねえ、もしもあなたのお母さんと私がもめたらどうする?あなたはどっちの味方?」
って聞いたら、
「うちの母親はそういう人じゃない。(ようはもめるようなことをしない人ってこと)」
「・・・・・・・。」
そのとき、もしも私が大きなハンマーをもっていたら、
彼を地面に打ちこんでいたに違いない。
このレイは、デボラとマリーがもめていても、
マリーのかたをもったことがない。(だってマリーがおせっかいで悪いもん)
いつも、デボラの味方。
わかるかな~?
それはなぜか?
「自分の母親がどんな人か客観的にみることができる。」
ってことだと思う。
もちろん、デボラが悪いときもあるけど、
その時にレイは、
「あやまってきたほうがいいんじゃないの?」
みたいなノリで、
決してそれ以上は口出さない。
(まあ、デボラが強いってこともあるんだけどね(笑))
わたしが思うに、
「女房が強い夫婦」のほうがうまくいってるような気がする。
それともうひとつ、日本ではありえないだろうな~っておもうのは、
嫁が姑に対して、
「あんたのそれはなによっ!」
「口出さないで!」
「わたしは、これがいやなの!」みたいなことをはっきりということ。
これってなかなか難しいし、いえないよね・・・。
でも
これがアメリカ人だと思う。
ちゃんと自分はこう思う Or これがいやだということを相手に伝えること。
これは一見、対立のように見えるけど、ほんとは
お互いを知るチャンス、また誤解を解いて、謝るチャンスを相手に与えることでもある。
「フレンズ」みていてもそうでしょ?
喧嘩しても、あとでちゃんと「Sorry・・・」って謝ってる。
してしまったことよりも、
きちんと謝ることが大切だと思う。
日本人でも、男性同士はやってるよ。
男性は、「それはそれ」がちゃんとできる。
(これができない男は、男ではない。)
対立しても、そのあと仲良く飲んでたり。
でも日本人女性は、ひとつのことを取り上げて、
また自分の意見(気持ち)を腹にためて、いわないで、
その一つの事柄でなく、その相手のすべてを否定する。
よく「日本人はとてもマナーのいい人種である」っていうのを聞くけど、
でも、私は、時々、
「日本人は、とてもSneakyで、品のない人種だ・・。」と思うことがある。
なぜって?
それは、陰でこそこそ言うから。
その人の前では、
「そ~よね~。そのと~お~り!」
っていってる人が、陰で
「あの人ったらさ~」って言っている。
Disgustingで、とっても“洗練されてない”行為である。
こういう人というのは、「自分に自信のない人」である。
自分がなにかいったら、他人から嫌われると思ってるから言えない。
だけど、言わずにはいられないから、
「同じような人間」と吊るんで、陰で一緒になって言う。
しかし・・・この人たちは・・・
この一緒に話してる仲間が・・・
自分のことを、他で言っていることに気が付いていない。
わたしは、なんでも自分の思うことを、他人にぶちまけろっていってるのではありません。
言葉というのは、時として、ナイフより鋭く人を傷つけてしまうからね。
でも、陰でいうくらいなら、本人にそのことを言ってみる。
あくまでも、喧嘩をうるのではなく、
「自分はこう思う」ってことを伝える。
なにかには、必ず原因がある。
ときには、その原因をGuessして摩擦が起こる。
「こうに違いない・・。」っていう憶測。
でもそれは本当か?
こわがらずに、きちんとどうしてか?きくことは、
相手に謝るチャンスを与えてあげることだと思います。
そうそう、謝ることは大切だけど、
ただし、謝った後に言い訳(エクスキューズ)は最悪!
自分がどういうつもりで、そうしたかを説明することは必要だけど、
「ただこうしただけなんですけど・・」
みたいなエクスキューズは、謝ってないのと同じだからね。
前にも書いたけど、まずは、
あなたを「表現すること」をしてみてください。
あ、でも相手がわかってくれると期待してはノンノンよ!
「こっちが謝ったのに・・わかってくれないなんてプンプン!」
っていうあなたは未熟者。
相手は「わからない」から怒ってるのです。
きっと、その人は、あなたの説明と謝罪を半年後にわかるかもしれませんので。
はい・・・精進いたします・・・・